3.2. 個社利用環境¶
ご契約者様専用の、intra-mart Accel Platformの実行環境です。
個社利用環境ごとに物理的にネットワークを分離しており、他のご契約者様の影響を受けずに、業務アプリケーションの開発・運用を自由に行えます。
intra-mart Accel Platformに必要な各種ミドルウェアをセットアップ済みのため、契約後すぐに利用できます。
契約時に用途に応じて標準プラン(ExpandプランまたはBuildプラン)を選択します。 各プランの詳細は「標準プラン」を参照してください。
3.2.1. 標準プラン¶
プランとは、契約時に選択するサーバ構成のことです。
用途に応じてExpandプランとBuildプランの2つから選択します。
標準プランには、intra-mart Accel Platform実行環境および標準アプリケーションのライセンスが含まれています。
また、標準プラン向けにさまざまな「オプション」をご用意しています。オプションをご契約いただくことで、クラウド基盤のカスタマイズが可能です。
補足
契約後にExpandプラン←→Buildプランの変更はできません。用途を確認のうえ、契約時に選択してください。
Expandプラン:
本番・検証環境向けのプランです。
Buildプランと比べて初期スペックが高く、オプション利用時の最大スペックも大きいため、高負荷な本番運用に適しています。 契約期間は1年です。
Buildプラン:
開発検証用の環境として構成されたプランです。
各種アプリケーションの開発(設計・製造・テスト)や評価の目的にのみ利用でき、本番での利用はできません。
注意
Expandプランを契約する場合は、Buildプランも合わせて契約することを強く推奨します。
Expandプランのみの契約では、以下のリスクがあります。
本番環境に適用する前の事前検証を行う環境が確保できないため、障害や予期せぬ不具合が発生するリスクがあります。
本番環境で障害が発生した際に、同等の環境で再現・切り分けを行う場所がないため、原因調査や修正確認に時間がかかります。
3.2.1.1. 各プランの構成とスペック¶
ExpandプランとBuildプランのサーバ構成は同一です。
図1. 個社利用環境の構成図(Expandプラン/Buildプラン共通)¶
各プランの詳細なスペックは以下のとおりです。
項目 |
Expandプラン |
Buildプラン |
|---|---|---|
WEB/APサーバ スペック |
4vCPU-8GiB |
4vCPU-8GiB |
ストレージ ディスクサイズ |
500GiB |
100GiB |
データベースサーバ スペック |
2vCPU-16GiB |
2vCPU-4GiB |
データベースサーバ ディスクサイズ |
500GiB |
100GiB |
各サーバの役割と補足は以下のとおりです。
WEB/APサーバ
役割: intra-mart Accel Platformを実行するサーバです。
搭載ミドルウェア: Apache、Resin、Postfix(メール送信用)
ストレージ
役割: intra-mart Accel Platformで扱うファイルを保管し、全てのWEB/APサーバで共有します。
アクセス方法: 「ストレージ接続(SFTP)」を利用することで、SFTPによるファイル転送が可能です。
データベースサーバ
役割: intra-mart Accel Platformのデータを格納するデータベースです。
提供ミドルウェア: PostgreSQL
アクセス方法: データベースサーバへの接続については、「データベース接続」の項目を参照してください。
注意
各サーバの制限事項については、 「各サーバのOSやミドルウェアについて」をご確認ください。
3.2.1.2. サイジングの目安¶
Accel-Mart Plusでは、BuildプランとExpandプラン共に、WEB/APサーバ1台あたりの同時処理リクエスト数に上限を設けています。
表2. 同時処理リクエスト数の上限
項目 |
上限値 |
説明 |
|---|---|---|
同時処理リクエスト数 |
100 |
WEB/APサーバ1台が同時に処理できるリクエストの最大数です。 |
補足
同時処理リクエスト数は、同時接続ユーザ数とは異なります。
同時処理リクエスト数は、ある瞬間にサーバが実際に処理しているリクエストの数を指します。
業務システムでは、ユーザが画面を操作している間(入力・確認・思考)はリクエストが発生しないため、同時接続ユーザ数に比べて同時処理リクエスト数は少なくなる傾向があります。
図2. 同時接続ユーザ数と同時処理リクエスト数の違い¶
業務の特性に応じて、以下を考慮してWEB/APサーバの台数を見積もってください。
ピーク時の同時接続ユーザ数
1ユーザあたりの平均リクエスト間隔(操作間の待機時間)
1リクエストあたりの平均処理時間
補足
同時処理リクエスト数の上限値(100)は、リクエストを並行して受け付けられる最大数を示すもので、必ず100件を処理できる性能を保証する値ではありません。
実際の処理性能は、各リクエストが消費するCPU・メモリなどのリソースに依存します。重い処理が集中した場合、上限値(100)に到達する前にCPUやメモリが逼迫し、レスポンス遅延やタイムアウトが発生することがあります。
本番稼働前に性能試験を実施し、想定アクセス負荷下で問題が発生しないことを確認してください。
CPU・メモリの逼迫により処理性能が不足する場合、または将来的な負荷増加が見込まれる場合は、以下のリソース変更オプションでの対応を検討してください。
オプション |
対応の方向性 |
適したケース |
|---|---|---|
WEB/APサーバの台数を増やす(水平拡張) |
同時アクセスユーザ数の増加に伴う、恒常的な負荷の増大 |
|
WEB/APサーバのvCPU・メモリを増強する(垂直拡張) |
1リクエストあたりの処理が重く、サーバリソースが不足する場合 |
3.2.2. 標準アプリケーション¶
標準プランには、以下のアプリケーションをご利用いただくためのライセンスが含まれています。
なお、下記「利用可能なアプリケーション」の一覧は、Accel-Mart Plusで提供している最新のintra-mart Accel Platformバージョンをご利用の場合の内容です。
オプション契約が必要なアプリケーションは「オプション」- 「アプリケーション」をご確認ください。
利用可能なアプリケーション
intra-mart Accel Platform
IM-FormaDesigner
IM-BIS for Accel Platform
ViewCreator
IM-Workflow
intra-mart e Builder for Accel Platform
IM-Spreadsheet for Accel Platform
IM-BloomMaker for Accel Platform
IM-RPA for Accel Platform
IM-Sign for Accel Platform
IM-LogicDesigner
Accel Studio
IM-Repository
Accel Platform Mobile
IMBox
IM-ContentsSearch
IM-Copilot
補足
以下のアプリケーションを利用するには、別途サーバの追加契約が必要です。
IM-ContentsSearch / IM-Copilot: 利用する場合は、オプションの「全文検索・IM-Copilotサーバ」の追加が必要です。詳細は「全文検索・IM-Copilotサーバ」を参照してください。IM-Copilotの設定方法は「IM-Copilot」を参照してください。
IMBox: 利用する場合は、「Cassandraサーバ」の追加が必要です。なお、追加費用は発生しません。詳細は「Cassandraサーバ」を参照してください。
ご利用上の留意事項
契約期間内は、本サービス上のアプリケーションに関する保守サポートを受けることができます。
個社利用環境で使用している各種アプリケーションのライセンスは、当社にて毎年6月および12月に更新します。
ご契約者様の開発端末における、e builderライセンスの更新については、ご契約者様が対応する必要があります。
適用方法につきましては、「intra-mart e Builder for Accel Platform セットアップガイド」-「ライセンス登録」をご参照ください。
各種アプリケーション利用に関する制限・留意事項については、「制限事項・留意事項等」をご参照ください。
注意
IM-RPA: 本サービスでIM-RPAを利用する場合は、セキュリティの観点からプライベートネットワーク接続の申し込みが必要です。詳細は「プライベートネットワーク」を参照してください。
例外的な利用方法
各アプリケーションの追加設定については、以下を参照してください。
Accel Platform Mobileの追加設定: 「Accel Platform Mobile」
IM-Copilotの追加設定: 「IM-Copilot」