Accel-Mart Plus サービス仕様書 Expand/Buildプラン版 第3版 2026-07-01

3.2. 個社利用環境

ご契約者様専用の、intra-mart Accel Platformの実行環境です。
個社利用環境ごとに物理的にネットワークを分離しており、他のご契約者様の影響を受けずに、業務アプリケーションの開発・運用を自由に行えます。 intra-mart Accel Platformに必要な各種ミドルウェアをセットアップ済みのため、契約後すぐに利用できます。

契約時に用途に応じて標準プラン(ExpandプランまたはBuildプラン)を選択します。 各プランの詳細は「標準プラン」を参照してください。

3.2.1. 標準プラン

プランとは、契約時に選択するサーバ構成のことです。 用途に応じてExpandプランとBuildプランの2つから選択します。 標準プランには、intra-mart Accel Platform実行環境および標準アプリケーションのライセンスが含まれています。
また、標準プラン向けにさまざまな「オプション」をご用意しています。オプションをご契約いただくことで、クラウド基盤のカスタマイズが可能です。

補足

契約後にExpandプラン←→Buildプランの変更はできません。用途を確認のうえ、契約時に選択してください。

  • Expandプラン:

    本番・検証環境向けのプランです。

    Buildプランと比べて初期スペックが高く、オプション利用時の最大スペックも大きいため、高負荷な本番運用に適しています。 契約期間は1年です。

  • Buildプラン:

    開発検証用の環境として構成されたプランです。

    各種アプリケーションの開発(設計・製造・テスト)や評価の目的にのみ利用でき、本番での利用はできません。

注意

Expandプランを契約する場合は、Buildプランも合わせて契約することを強く推奨します。

Expandプランのみの契約では、以下のリスクがあります。

  • 本番環境に適用する前の事前検証を行う環境が確保できないため、障害や予期せぬ不具合が発生するリスクがあります。

  • 本番環境で障害が発生した際に、同等の環境で再現・切り分けを行う場所がないため、原因調査や修正確認に時間がかかります。

3.2.1.1. 各プランの構成とスペック

ExpandプランとBuildプランのサーバ構成は同一です。

個社利用環境の構成図(ExpandプランとBuildプラン)

図1. 個社利用環境の構成図(Expandプラン/Buildプラン共通)

各プランの詳細なスペックは以下のとおりです。

表1. ExpandプランとBuildプランのサーバスペック比較

項目

Expandプラン

Buildプラン

WEB/APサーバ スペック

4vCPU-8GiB

4vCPU-8GiB

ストレージ ディスクサイズ

500GiB

100GiB

データベースサーバ スペック

2vCPU-16GiB

2vCPU-4GiB

データベースサーバ ディスクサイズ

500GiB

100GiB

各サーバの役割と補足は以下のとおりです。

  • WEB/APサーバ

    • 役割: intra-mart Accel Platformを実行するサーバです。

    • 搭載ミドルウェア: Apache、Resin、Postfix(メール送信用)

  • ストレージ

    • 役割: intra-mart Accel Platformで扱うファイルを保管し、全てのWEB/APサーバで共有します。

    • アクセス方法: 「ストレージ接続(SFTP)」を利用することで、SFTPによるファイル転送が可能です。

  • データベースサーバ

    • 役割: intra-mart Accel Platformのデータを格納するデータベースです。

    • 提供ミドルウェア: PostgreSQL

    • アクセス方法: データベースサーバへの接続については、「データベース接続」の項目を参照してください。

注意

各サーバの制限事項については、 「各サーバのOSやミドルウェアについて」をご確認ください。

3.2.1.2. サイジングの目安

Accel-Mart Plusでは、BuildプランとExpandプラン共に、WEB/APサーバ1台あたりの同時処理リクエスト数に上限を設けています。

表2. 同時処理リクエスト数の上限

項目

上限値

説明

同時処理リクエスト数

100

WEB/APサーバ1台が同時に処理できるリクエストの最大数です。

補足

同時処理リクエスト数は、同時接続ユーザ数とは異なります。

同時処理リクエスト数は、ある瞬間にサーバが実際に処理しているリクエストの数を指します。

業務システムでは、ユーザが画面を操作している間(入力・確認・思考)はリクエストが発生しないため、同時接続ユーザ数に比べて同時処理リクエスト数は少なくなる傾向があります。

5人のユーザが接続中でも、ある瞬間にサーバが処理しているリクエストは2件のみであることを示すタイムライン図

図2. 同時接続ユーザ数と同時処理リクエスト数の違い

業務の特性に応じて、以下を考慮してWEB/APサーバの台数を見積もってください。

  • ピーク時の同時接続ユーザ数

  • 1ユーザあたりの平均リクエスト間隔(操作間の待機時間)

  • 1リクエストあたりの平均処理時間

補足

同時処理リクエスト数の上限値(100)は、リクエストを並行して受け付けられる最大数を示すもので、必ず100件を処理できる性能を保証する値ではありません。

実際の処理性能は、各リクエストが消費するCPU・メモリなどのリソースに依存します。重い処理が集中した場合、上限値(100)に到達する前にCPUやメモリが逼迫し、レスポンス遅延やタイムアウトが発生することがあります。

本番稼働前に性能試験を実施し、想定アクセス負荷下で問題が発生しないことを確認してください。

CPU・メモリの逼迫により処理性能が不足する場合、または将来的な負荷増加が見込まれる場合は、以下のリソース変更オプションでの対応を検討してください。

表3. リソース不足時のオプション

オプション

対応の方向性

適したケース

サーバ台数変更(スケールアウト・スケールイン)

WEB/APサーバの台数を増やす(水平拡張)

同時アクセスユーザ数の増加に伴う、恒常的な負荷の増大

サーバスペック変更(スケールアップ・スケールダウン)

WEB/APサーバのvCPU・メモリを増強する(垂直拡張)

1リクエストあたりの処理が重く、サーバリソースが不足する場合

3.2.2. 標準アプリケーション

標準プランには、以下のアプリケーションをご利用いただくためのライセンスが含まれています。
なお、下記「利用可能なアプリケーション」の一覧は、Accel-Mart Plusで提供している最新のintra-mart Accel Platformバージョンをご利用の場合の内容です。 オプション契約が必要なアプリケーションは「オプション」- 「アプリケーション」をご確認ください。

利用可能なアプリケーション

  • intra-mart Accel Platform

  • IM-FormaDesigner

  • IM-BIS for Accel Platform

  • ViewCreator

  • IM-Workflow

  • intra-mart e Builder for Accel Platform

  • IM-Spreadsheet for Accel Platform

  • IM-BloomMaker for Accel Platform

  • IM-RPA for Accel Platform

  • IM-Sign for Accel Platform

  • IM-LogicDesigner

  • Accel Studio

  • IM-Repository

  • Accel Platform Mobile

  • IMBox

  • IM-ContentsSearch

  • IM-Copilot

補足

以下のアプリケーションを利用するには、別途サーバの追加契約が必要です。

  • IM-ContentsSearch / IM-Copilot: 利用する場合は、オプションの「全文検索・IM-Copilotサーバ」の追加が必要です。詳細は「全文検索・IM-Copilotサーバ」を参照してください。IM-Copilotの設定方法は「IM-Copilot」を参照してください。

  • IMBox: 利用する場合は、「Cassandraサーバ」の追加が必要です。なお、追加費用は発生しません。詳細は「Cassandraサーバ」を参照してください。

ご利用上の留意事項

  • 契約期間内は、本サービス上のアプリケーションに関する保守サポートを受けることができます。

  • 個社利用環境で使用している各種アプリケーションのライセンスは、当社にて毎年6月および12月に更新します。

  • 各種アプリケーション利用に関する制限・留意事項については、「制限事項・留意事項等」をご参照ください。

注意

IM-RPA: 本サービスでIM-RPAを利用する場合は、セキュリティの観点からプライベートネットワーク接続の申し込みが必要です。詳細は「プライベートネットワーク」を参照してください。

例外的な利用方法

各アプリケーションの追加設定については、以下を参照してください。